夏になるとかかりやすくなる「夏風邪」
夏風邪には一般的な風邪とは異なり特徴的な症状があります。

夏風邪は一度発症すると治しづらい長引く病気だと言われています。

・夏の楽しい時間を夏風邪に奪われたくない
・夏風邪を早く治したい!

夏風邪の症状が見られた人は必ず思うことでしょう。
この記事では、夏風邪の症状を把握し、早く治す方法、
予防法と対策まで解説していきます。

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夏風邪の症状について

夏風邪の症状には、夏風邪を引き起こす「ウイルス」の感染によって
その症状も異なります。

冬の風邪と違い、夏風邪は特にお腹の中で増殖し
腹部に痛みを発症させることでも有名です。

夏風邪の主なウイルスとその症状について見ていきます。

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夏風邪の症状を引き起こすウイルス 「エコーウイルス」

エコーウイルスは子供がかかりやすい夏風邪と言われています。
症状としては、「腹痛」「下痢」と言った夏風邪の特徴的な腹部についての発症が主になるようです。

また、「発熱」も引き起こし、1~2日間高熱にうなされ、
いったん下がるものの再び半日程度熱があがることが特徴として挙げられています。

腹痛や下痢、高熱の症状が見られた時は
「エコーウイルス」の可能性があるため、最寄りの病院を受診することをおススメします。

夏風邪の症状を引き起こすウイルス 「エンテロウイルス」

このエンテロウイルスも子供によくみられる症状、夏風邪ウイルスの1つ。

エンテロウイルスは喉から感染し、腸で繁殖を始め、
胃腸にも不調を訴えることがあるようです。

最も軽い症状としては発熱、その他、皮膚・粘膜の発疹などが挙げられますが、
ウイルスが神経まで侵入すると無菌性髄膜炎あるいは麻痺を引き起こすことも言われています。

夏風邪の症状を引き起こすウイルス 「コクサッキーウイルス」

子どもがかかりやすい夏風邪「手足口病」や「ヘルパンギーナ」の原因となるウイルスの1つです。

手足口病の症状

潜伏期は2~5日、乳幼児によく発症が見られますが、学童、成人にも感染します。
手足口病の症状は、文字通り手、足、口に、水疱性発疹の症状が出ることが特徴です。

また、手足口病は、集団保育の場などではすぐに感染する恐れがあるため、
保育園や幼稚園など、乳幼児が多くいる場所、環境での集団感染に注意が必要だと言われています。

ヘルパンギーナの症状

手足口病と対照的にヘルパンギーナは突然の高熱を発症させます。
さらに、口内炎や水疱ができ、炎症まで引き起こします。

突然の高熱は3日前後症状として見られ、乳幼児に春から秋にかけて流行すると言われています。

3日前後の高熱が下がっても、口内炎、炎症、喉の痛みがひどく
まともに食事をするのもつらいほどの症状も見られるようです。

ヘルパンギーナも子供によく見られる症状です。

夏風邪の症状を引き起こすウイルス 「アデノウイルス」

今までご紹介してきたウイルスの中で最も発熱症状期間の長い夏風邪の1つ。

1週間前後の高い発熱のほか、喉の痛みや眼の充血が特徴です。
プールでの感染が多いことから「プール熱」とも呼ばれており、プールに行く機会が増える
夏休みには十分気を付ける必要があります。

プール熱(咽頭結膜熱)の症状

咽頭結膜熱とも呼ばれるプール熱は、急に発熱を発症し、
その潜伏期間は、およそ5~7日間と長く続くことが特徴的です。

原因となる病原体はアデノウイルス、発熱も39~40度と高く、
発熱だけでなく、喉の症状(咽頭炎)、眼の症状(結膜炎)
を引き起こします。

また、夏風邪特有の下痢や腹痛まで引き起こす恐れがあるため、
早期に最寄りの病院へ受診することをおススメします。

夏風邪の大人と子供の違いについて

今までご紹介してきた夏風邪のウイルスは
そのほとんどが子供にかかりやすい症状がほとんどでした。

しかし、大人でも感染、発症する症状もあるため、
大人になったからと言って油断していてはいけません。

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大人に見られる夏風邪の症状 ライノウイルス

大人の夏風邪の症状として見られる3割から半分が、
「ライノウイルス」と呼ばれるウイルスが原因であると言われています。

大人になると何かと「エアコン」の中での生活が基本になります。
エアコンのついた部屋に長時間いると乾いた空気を好む「ライノウイルス」に感染し、
夏風邪の症状である、「発熱」や「鼻水」を発症させます。

潜伏期間は1~3日、初期症状としては頭痛や呼吸器疾患などが挙げられます。
喉の痛み、鼻づまり、くしゃみ、鼻水が起こり、その後、咳が出始める症状
になります。

夏風邪を早く治すためには?予防法と対策

夏風邪を早く治すためには適切な予防法が必要です。

夏風邪を発症する原因には、夏バテによる体力の消耗、免疫力の低下
主な原因だと言われています。

さらにエアコンや扇風機などの外気との気温の差による
体温調節のバランスが崩れ、ウイルスの感染を許してしまうことも挙げられます。

そのため、夏風邪を早くなおすためには、

・食事をしっかり摂ること
・適度に運動をすること
・エアコンの効いた部屋に長時間いないこと
・適度に水分補給をすること
・睡眠をしっかり取ること

などが挙げられ、夏バテしない予防、対策が大切です。

夏風邪の症状、早く治す方法について まとめ

夏風邪の症状、早く治す方法についてご紹介してきました。

夏風邪は夏バテなどの体力の消耗、免疫力の低下が原因で引き起こされる風邪の一種です。
そのため、夏バテにならないためにも予防と対策が必要です。

さらに、夏風邪の症状には、
子供が発症するウイルスが数多く存在します。

今年の夏休み、楽しい時間を過ごすためにも適切な予防を取り入れて
夏風邪の症状を発症させない対策を取っていきましょう!

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